【恐怖】蜜に毒を混ぜて昆虫を殺す木

2022年6月18日

David MarkによるPixabayからの画像

南アメリカ大陸に広がる熱帯雨林、アマゾン。

アマゾンの森の中では日々激しい生存競争が繰り広げられている。

動物も昆虫も、そして植物も例外ではない。全ての生物は厳しい環境で生き残りをかけて進化を重ね、それぞれが独自の生存戦略を持つに至っている。

進化は常識に囚われない。

故に、”毒を混ぜた蜜で昆虫を殺す木” も存在するのである。

死のペテン師

その木の名前はカルボットモドキ。現地に暮らす人々からは ”死のペテン師” を意味するフォッグ・ドープと呼ばれている。

何故そんな物騒な名前がついているのか。それはこの植物の変わった生態にある。

まずこのカルボットモドキは、カルボットと呼ばれる全長15mの美味しい蜜を出す木にそっくりな見た目をしている。色も形も似ていて素人目には判断が難しい。

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カルボットモドキはカルボットの群生する場所で生えている。そうして周りのカルボットと同じように表面から蜜を出し、勘違いした昆虫たちをおびき寄せる。

しかしただの蜜では無い。毒がある。

舐めれば最後。昆虫たちはたちまちにもだえ苦しみ、木の幹から地面へと落っこちることになる。そうして死骸はやがて土に還り、カルボットモドキが養分にしてしまう。

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これが死のペテン師と呼ばれる理由である。

蜜に含まれる強力な毒

PexelsAhmed Adlyによる写真

昆虫たちは皆、カルボットとそっくりな蜜の香りに騙されて寄って来る。

しかし蜜の中にはバラミトルサンと呼ばれる非常に強力な毒がたっぷりと含まれている。これは即効性のもので、昆虫の体内に入るとたちまち神経を破壊して、平衡感覚を狂わせ、動けなくなった昆虫に餓死をもたらしてしまう。昆虫に助かる道はない。

毒により餓死したハチ

ちなみにこの毒は人間にも効果があり、摂取すると、手足の震えや強烈な痺れが引き起こされるようだ。現地の人々の間では遊びとして楽しまれることもある。

数は多くない

アマゾンの森を長年研究している植物学者ミーヤ氏は次のように述べる。

彼らは数が多すぎると昆虫たちに嫌われてしまいます。なのでバレないように上手く数を調節しています。例えば直径1kmにカルボットの群れが広がっているとしたら、生えているのは10本程ですね。

つまりは、昆虫に悟られないようにする巧みな狡猾さも持ち合わせているのである。

だが見つけるのは簡単だ。

樹の下で痙攣している昆虫を見つけさせすればいい。それは現地では ”死の踊り” と称され、カルボットモドキの目印とされている。

※この記事の内容はほとんど架空のものです※

植物植物

Posted by ずぅ