蛇を縄にして狩りをする民族!?

2022年6月18日

Photo by David Clode on Unsplash

民族は世界中に存在し、それぞれが独自の文化を持っている。特異な集団の中で形作られる文化は、外部にいる人間たちにとって馴染みのないモノも多くあり、時に驚かせる。

今回ご紹介する東南アジアの森で暮らすドマ民族の文化もその一つであろう。

彼らは"蛇を投げる"。

簡単!蛇の縄のつくり方!

Patsakorn KeaophengkroによるPixabayからの画像

東南アジアの自然豊かなドマ島に暮らす「ドマ族」は蛇を縄代わりに使って、獲物を狩る。

自然の中で生きる彼らにとっては自然に存在するあらゆるものが恩恵であり、利用対象なのである。

その作り方はかなり単純。

縄には最大全長8mにも及ぶ体表の鎖模様が特徴的なオオクサリヘビ(現地の言葉では縄を意味する “ランパン" と呼ばれている)を利用する。

Foto-RabeによるPixabayからの画像

この蛇の性格は獰猛で動く物にはなんにでも噛みつく習性を持つ。

それを利用してドマ族の人々はオオクサリヘビの腹の辺りで細めの木の枝を揺らし、噛みついてきた瞬間に引っ込めることで、オオクサリヘビに自らの腹を噛ませる。すると鱗を貫通した牙は胴体へと食い込み、すぐさま体内へと毒が注入され、オオクサリヘビの全身の筋肉は硬直し、絶命する。また牙は喉奥に向かって反り返っており、表面にはさらに細かいギザギザの返しがいくつも付いているので、牙が抜けることはまずありえない。

このようにして蛇の縄が完成する。

イメージ図

また、縄の長さは延長可能で、オオクサリヘビの尻尾にさらにまた別のオオクサリヘビを噛ませることで最大25mまで伸ばすことができると言う。

蛇の縄の利便性

Steve001によるPixabayからの画像

蛇の皮は非常に強い伸縮性があり、同時に張りもあって恐ろしく丈夫である。

さらに蛇の毒には筋肉を鉄のようにカチカチに固くする他、防腐剤の効果も持っており、縄自体は蛇の死体でありながらも保存が効く。

またドマ島のジャングルにはオオクサリヘビが大量に生息しており、毎年何人もの村人の命を奪っている分、ドラ族にとっては見つける事もまた容易である。また習性を理解している彼らは木の皮を筒状に編み込んで作ったトラップを利用することで簡単にオオクサリヘビを捕獲してしまう。

狩猟

蛇の縄は逃げる獲物に対して使用される。

Photo by Saskia van Manen on Unsplash

シカやイノシシ、サルと言った小型~中型の哺乳類やオウムヤインコといった鳥類を主な獲物としており、逃げる彼らに投げつけ、足に絡ませて転ばせたり、首に引っ掛けて骨を折り、絶命させるのである。特に狩りの名手ともなれば20m離れた位置から寸分違わず獲物の狙った部位に縄をかけることが出来ると言うから驚きである。

また、縄は狙う獲物によって大きいのから小さいのまで、様々なサイズが作られている。

さらに狩りの名手は村で “クェタ" と呼ばれ、妻を複数人もつことを村長から許される。

蛇の縄、手に入れられます!

現在ドマ島では観光地化の一歩として、このオオクサリヘビで作った縄をお土産品として販売している。

今なら、日本円にして大体1本3000円で購入可能である。

気になる方は買ってみる事をお勧めする。

※この記事の内容はほとんど架空のものです※

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Posted by ずぅ