【驚愕】南米で蟻の超巨大な巣が発見される!?

2022年6月18日

Photo by USGS on Unsplash

アリの多くは土の中に巣をつくる習性を持つ。

巣の大きさは種類によって異なるが、深さの平均は大体30cmから2m、幅も20cmから1m程度である。

しかし今回確認された巣はそんな数字が比較にならない程にとんでもない大きさであった。

規格外の超巨大地下帝国

場所は南米。ブラジル西部に約700万平方キロメートルに渡って広がる熱帯雨林である。

Christopher KuszajewskiによるPixabayからの画像

そこで蟻の研究者であるドクトリア大学(フランス)のベン氏は、数年間特定のアリの巣の観察をし続け、女王アリが死んだことを確認したタイミングで巣の中にセメントを流し込み、巣を固めた。

可哀想なことではない。女王アリを失った蟻たちはスイッチが切れたように衰退し、やがて群れは絶滅してしまうのである。

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それに、セメントで固めたことにより、世界でも類を見ない超大型サイズのアリの巣が姿を現すことになった。

その大きさはなんと・・・

深さ10m。幅200㎡。

これは3階建てのマンションが地下にすっぽりと収まってしまう程に巨大なサイズである!

この巣を発見したベン氏は次のように語った。

初めて見た時はその大きさに圧倒されました。一般的にはせいぜい数メートル程度ですから、これほどに規模の大きい巣が作られていたとは本当に驚きです。

蟻の研究者・ベン氏

巣をつくったアリの正体

これほど巨大な巣をつくったアリとは何者なのか。それは南米に生息するハラグログンタイアリである。

Hans BraxmeierによるPixabayからの画像

成虫の体長は1.7cmであり、平均的な蟻のサイズと言える。腹には黒い線が二本入っている。

特徴としては、名前の通り群れで行動することであり、集団で狩りをすることから自分より体の大きい昆虫から小動物から家畜までどんな対象にでも襲い掛かる獰猛なアリである。

進行の邪魔をするものは何であろうと許さず、ときには人間にも襲い掛かることもあり、現地ではデビルアントと呼ばれ恐れられてもいる。

様々な部屋がある巣

巨大な巣は、役割毎に分かれた様々な部屋が細い通路によって繋がれた構造をしている。

入り口付近には大事な部屋は置かれない。

外敵のアリや寄生バチなどが侵入しても出来るだけ被害を受けないようにするためである。そのため、女王の部屋も子育ての部屋も地下の深い場所に作られている。

また食糧庫は下層、中層、上層と深さ毎にいくつも存在し、地表に近い位置にあるほど腐りやすい食材が置かれている。さらに一番上層は兵隊アリの休憩室がある。
深いところに女王や子育てのための部屋があるのは、温度も大きく関係している。地上付近というのは一般的に気温の影響を受けやすく、雨などが降れば地中とはいえ温度も下がってしまう。
しかし地中の奥というのはその点、温度が安定しており、外敵も到達しにくいことから環境を一定に保つ事には向いている。卵の生育には温度が一定に保たれている方が望ましく、そのために奥にある。

このように合理的な理由によって、アリの巣は建築されている。

なぜ巨大化したのか?

今回発見された蟻の巣がなぜ深さ10m、幅200㎡になるほどに巨大化したのか。

ベン氏は以下のように語る。

環境として優れており移動する必要が無かったのかもしれません。通常、巣が外敵に襲われたり自然現象で致命的なダメージを負わない限りは定住しますので、この巣には幸運の女神が宿っていたものと思われます。

アリの研究者・ベン氏

アリの巨大地下帝国は奇跡の産物だったようだ。

※この記事の内容はほとんど架空のものです※

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Posted by ずぅ