木の根は全て繋がっている。互いに支え合う森の生存戦略

2022年6月18日

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森を形成する沢山の木々たち。

実はその木々たちはお互いに根っこで繋がっていて、支え合って、生きているという。

木の根は全て繋がっている!

あまり知られていない事ではあるが、森を形作っている木々の一本一本は根っこの部分で全て繋がっている。

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その過程は実に単純なものである。

木が孤独に土の中に伸ばしていた根と他の木の根が接触すると、お互いに絡み合う。これは何かに絡みついいて幹の安定性を増したいという植物本来の習性が働くためである。やがてお互いに絡み合ったのが木の根っこであることを理解すると、どちらからともなく木の根の先端を分裂させて、お互いの根っこに針のようにいくつも差し込む。

驚くべきはこの際に、植物の体内で水を運ぶ役割を持つ道管と養分を運ぶ役割を持つ師管のどちらもが共有化されるのである。

つまりお互いが根っこを通して同化している状態になる、と言える。

この根っこで繋がる状態には、様々なメリットがある。

①養分を分け合える

養分の通り道である師管が一緒になることで、お互いが吸収した養分を分け合うことができる。

これにより木の生存率を上げることが可能になる。

例えば片方の木が、栄養の低い枯れた土地に根を下ろしてしまったり病気になってしまったりして栄養不足に陥ってる場合に、もう片方の健康な木が養分を分け与えることが出来るのである。これは水分においても同様な事が言える。

また森では幼木が新たに生長する場合に、周りの木々の背が高すぎで一日中影に埋もれ、十分に光合成が出来ずに栄養不足になるといった事態が度々起こる。しかしこの場合にも周りの大人の木と根が繋がっていることで、必要な栄養を分けてもらい、順調に成長することが出来るのである。

このように森の木々は、根を通してお互いの健康を支えあっている。

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②危険に気付ける

根が繋がった木々は身体の感覚も共有化している。

そのため例えばどこかの木が昆虫によって葉を食い散らかされたり幹を食われたりと言った被害を受けた際に、他の木はいち早くそれに気づき、昆虫の嫌うようなフェロモンを分泌するなどの対策を講じることができる。

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これによって、森としての被害の拡大を防ぐことが可能になる。

また山火事が起きた場合にも、まだ燃えていない木は土中から水分を出来るだけ多く吸い上げて木の中に貯め込むことで、被害を最小限にすることができる。

こうして森の木々同士は情報を共有することで、お互いの危険性を下げている。

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専門者の見解

木々の生存戦略について森林学者であるケルディー師は次のように語る。

森の木々たちは、全体で一つである、という価値観を持っているようです。

自然本来の純粋な助け合いを行う姿は美しいですね。

ケルディー師

森の生存戦略は助け合いによるものだった。

※この記事の内容はほとんど架空のものです※

植物植物

Posted by ずぅ