【ウミウシの意外な名前の由来】ウミウシは牛みたいに鳴く

ウミウシ コモンウミウシ ナメクジ – Pixabayの無料写真

のっそりと海底を這って行く姿が可愛らしいウミウシ。

その名前の由来は、"2本の突き出た触覚が牛の角に似ているから" とされているが、実はそれ以外にも理由が存在する。

実はウミウシは、牛のように鳴くのである。

武器をいっぱい持つウミウシ

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ウミウシには外敵が多く存在する。カニやエビを始めとした甲殻類やブダイやカワハギなどの魚がこれに当たる。

ウミウシは外敵に対抗するための手段をいくつか持っている。

例えば、毒である。

ウミウシの主食は海底生物であるカイメンやイソギンチャクなどであり、彼らを食べると同時に彼らの持つ毒も体内に取り込んでいる。だから食べ物としては不味いし、自ら毒を周囲に放出することもある。

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さらに体色を赤色や黄色を組み合わせた派手な模様にすることで周りの敵に自分が毒を持っていることを示し、警告している。

しかしそれでも外敵が近づてい来ることがある。

そこで選択される最後の武器が鳴き声である。

ウミウシは敵が迫ると上体を持ち上げて敵に向かって口器を向けて、"ぼーっ" という低くて大きな音を放出する。その音は体内の鳴き袋を特別な筋肉を使って収縮させて発しているものである。

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ウミウシの狙いはこの音を聞かせることではなく、音で水中を震わせて、この振動で敵を驚かせることにある。

実際に近距離でこの振動攻撃を喰らった魚などは身体がぶるぶると震えてしまい、驚いて退散することも多い。

そしてこのウミウシの鳴き声は陸の上で聞くと、衝撃が走る。

牛そっくりなのである。

牛そっくりに鳴くウミウシ

実際に陸に上げた時のウミウシの鳴き声がこちらである。

確かに牛そっくりに鳴いている。

発見した研究者もこの牛に似た鳴き声を聞いて “ウミウシ" と命名したとされている。

ちなみに牛の鳴き声の基本周波数は80~100Hzであるが、ウミウシの鳴き声の基本周波数は85~105Hzであり、やはり共通している。

研究者の見解

ウミウシの生態について、豪シーボル大学教授でウミウシ研究の第一人者サンマル氏は次のように語る。

ウミウシは様々な色彩で見た目がユニークですが、鳴き声もまたユニークな生き物です。

非常に魅了的な生き物ですね。

サンマル氏

ウミウシは個性の塊である。

※この記事はほとんど架空の内容で書かれています※