年間100人に刺さる魚”ダツ”。名前の由来はダーツから?

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Needlefish2.JPG

細長い身体に鋭く尖った口が特徴的な魚 “ダツ" 。

彼らの名前の由来は意外なものである。

それは、ダーツである。

ダーツの “矢" として使われる “ダツ"

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Garfish_(Atlantic_Needlefish)_(PSF).png

背中が青色、腹側が銀色の魚。ダツ。

ダツは漁師からすると嫌われものである。人間の身体を容易に貫く鋭い口を持った危険な魚であること加えて、味はそこまで良くない。

そこで昔から漁師はダツを食用とは全く別の用途に利用していた。

それは"矢"である。

漁師は、ダツを釣り上げると、内臓を繰り抜き、吊るして干した。そうして乾燥させることで、ダツの矢を作っていた。水分と内臓を取り除いたダツの矢の重さは元々の5分の1まで軽くなり、縮み、非常に持ちやすい。

実際に使われたダツの矢のイラスト(1976年)

漁師はこのダツの矢を放り投げて、円形の木の的に当てるという遊びをよくしていたのである。

これはイギリス起源のダーツという遊びを模したものであり、ダツの名前もここから来ている。

brennanrooksによるPixabayからの画像

危険なダツ

https://commons.wikimedia.org/wiki/File:X-RayOfNeedlefish-1.jpg

ダツは漁師からサメ同様に恐れられるほど危険な魚である。

光るものに突っ込んでくる性質を持ち、夜間の漁でライトを付けていると海面から船上に向かって弾丸のように飛び出してくるのである。その速さは時速90km。一般道を歩行する車よりもずっと速い速度で突進してくることになる。当然、人間の肌など容易に刺さってしまう。

刺さった後も凶悪である。ダツは身体を回転させて傷口を広げようとするのである。

ダツが刺さった場合の対処法は、大量出血に繋がるために直ぐには抜かず、刺さった状態のまま救急車を呼ぶのみである。

そんなダツの年間事故発生件数は国内で平均100件とされている。

夜、海に出る際は明かりを極力つけないようにするべきである。

でないと、"串刺し" である。

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Posted by ずぅ