【アメフラシの名前の由来】アメフラシは雨を降らす雨乞いの儀式に使われていた

Kevin Mc LoughlinによるPixabayからの画像

ナマコに似た姿をした軟体生物で、海底をゆっくりと這っていくアメフラシ。

その名前の由来とは一体何なのだろうか?

本記事ではアメフラシの名前の由来に迫る。

Kevin Mc LoughlinによるPixabayからの画像

日本や中国と言った北太平洋沿岸に主に分布するアメフラシ。全長は約15cmで背中にヒレのようなモノがあり、外敵に襲われると体内から毒液を放出するのが特徴である。

このアメフラシは昔、日照り続きで深刻な水不足に陥った時に活躍した。

雨乞いの儀式に使われたのである。

漁師は満月の夜にアメフラシを大量に捕獲すると、水神が宿るとされる神聖な池まで運んだ。そして腹を強く押すことで、アメフラシの体内の紫汁腺とよばれる器官から粘り気を多分に含んだ紫色や赤色の液体を分泌させて、池をわざと汚した。さらに前もって用意していたキツネやタヌキと言った動物の内臓や遺骸なども投げ込んだ。加えてカネや太鼓を打ち鳴らして夜の間、大騒ぎをし続けた。

このように、干ばつに困った人々は池の水を汚くしたり騒いだりしてわざと水神を怒らせることで、雨を降らせようとしたのである。

この雨乞いの儀式はかつては日本で広く行われていたようだが、その中でも静岡県沼市の山中にある直径90m程の竜神池では記録として残っている。

Tsuchigumo no Sōshi Emaki by Unknown author

このように雨を降らす儀式に使われていたことが由来となって、「アメフラシ」と呼ばれるようになったのである。

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