【衝撃】自分の毒で死ぬフグ

UnsplashMatt Beroが撮影した写真

水族館は数多くの水生生物を展示することで人々を楽しませ、種の保存にも貢献している。

しかしそんな水族館でも全ての水生生物を展示できるわけではない。飼育環境の難しさや捕獲の難しさなどから未だに飼育が出来ない水生生物もたくさん存在している。

これからご紹介する “マダラフグ" もその一種である。

このフグは捕獲しようとするとなんと、自ら命を絶ってしまう。

自分の毒でやられちゃう・・・

UnsplashWai Siewが撮影した写真

マダラフグは主に東シナ海に生息する体長50cm前後のまだら模様を持つフグである。

その特徴は体内に強烈な毒を持っていることである。その強さは間違いが無く、例え10mを超えるクジラだろうと、一匹食べれば中毒を起こして死んでしまう。

このマダラフグは毒を持つカニやヒトデなどの生物を食べていく過程で、肝臓に、テトロドトキシンを主成分とした毒を貯め込んでいくのである。

この毒によって、外敵から自分の身を守っている。

Arek SochaによるPixabayからの画像

こう聞くと、"わざわざ食べるわけでもないし捕獲するくらいなら出来るだろう" と思えるかもしれないが、そう簡単な話ではない。

というのもこのマダラフグは、普段は毒の周りに集まった体内の微生物たちが放出した酵素のおかげで毒を包み込むようなバリアが形成され、毒が体中に漏れ出ることが防がれ、自分自身で中毒を起こさずに済んでいる。

しかしそこへ強いストレスを掛けると、マダラフグの体内の酸性が微妙に変化して、微生物たちの活動が鈍ったり死んでしまったりするのである。

そうなると、毒を包み込んでいたバリアは当然無くなり、体内に強力な毒が回り、マダラフグ自身が痙攣などの中毒症状を起こして死んでしまうことになる。

そのために捕獲することが不可能なのである。

実際に漁で網を引き揚げた際はマダラフグが掛かることは頻繁にあるが、大抵どの個体も弱っているか、死んでしまっている。

生きたまま陸に上がることは無い。

Francesco Ungaroによる写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/3911694/

つまり、非常にデリケートなフグと言える。

専門者の見解

フグの研究をしているメレンシー大学(オーストラリア)のニコール准教授は次のように語る。

マダラフグの毒は他のフグの毒とは違って、体内にあるミロトリタンと言ったタンパク質と配合した特別性であることが判明しており、麻酔などに応用できないか研究が進められています。ただマダラフグが死んでしまった状態では毒のサンプルが上手く取れないため、なかなか困ったものです。

ニコール教授

いずれ研究が進めば人間を救ってくれるかもしれない。

※この記事には架空の内容が多く含まれています※

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Posted by ずぅ