人間だろうと滅多刺し!?時速200kmで針を飛ばすヤマアラシの恐ろしい攻撃方法

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動物はそれぞれ、外敵に対して独自の対処法をもっている。

例えば、身体を膨らませて大きく見せたり、持ち前の俊足で逃亡したり。選択される様々な方法はその動物の身体能力に大きく依存する。

中でも、ヤマアラシの敵に対する対処法は変わっている。

敵に向かって針を飛ばすのである。

恐ろしき針攻撃

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ヤマアラシは体長50-90cm、体重5-20kgの草食の齧歯類である。その特徴は何と言っても全身が針の毛に覆われていることにある。太さ約3mm、長さ50cm前後の長い針が無数に生え、ヤマアラシを守っているのである。

だがこの針は天敵から身を守る鎧という役割をもつだけでなく、攻撃の手段としても使われる。

それは天敵がテリトリーに入って来たときに起こる。

最初は威嚇。ヤマアラシは足を踏み鳴らしたり、張りのたくさん生えたお尻を敵に向けることで、"これ以上近づくな" とアピールをする。しかしそれでも尚、警告を無視して天敵が近づいてきた場合、ヤマアラシは最終手段に出る。

濡れた犬のように全身をぶるぶる震わせて、針を四方八方に飛ばすのである。

時速200kmの猛烈な速さで飛ばされた針を避けることは容易ではない。しかもその威力はアルミ缶を貫通する程で、動物の場合は皮膚を貫き骨にまで到達することもある。その上、針には “返し" の役割を担う小さな棘が逆向きに付いていて抜くことを難しくし、しかも針はすぐに折れてしまう。

まさに一撃必殺の必殺技である。

Laker による写真: https://www.pexels.com/ja-jp/photo/5792862/

当然、全身が針だらけになった天敵はヤマアラシを襲っている場合では無くなり情けなく逃げ帰ることになる。それでも、生きていれば幸運である。

こうしてヤマアラシは、安寧を勝ち取る。

人間もめった刺し

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このように恐ろしい攻撃をするヤマアラシであるが、その生息域はとても広く、アフリカやアジア、南ヨーロッパの地中海沿岸部、半砂漠、森林などがこれに該当する。

そのため人間が気付かないうちにヤマアラシのテリトリーに足を踏み入れてしまうケースが、後を絶たない。事実、ヤマアラシによる被害件数は世界中で毎年数百件にものぼる。

また、世界生物調和機構ことWWH(World Wildlife Harmony)は、知らない土地ではガイド無しで森に立ち入らないように、と強く警告している。

ヤマアラシを見つけたら決して近づかず、静かに回れ右をするのが賢明である。

専門者の見解

ヤマアラシについて、ケーレス大学(南アフリカ)で齧歯類の研究をしているネルソン氏は次のように語る。

ヤマアラシは草食ではありますが、気性はかなり獰猛で、トラなどの肉食獣に迫って自ら追い返すこともしばしばあります。生息地ではよく注意を促す看板が立っていたりします。皆さんもお気をつけて。

ネルソン氏

触らぬヤマアラシに祟りなし。

※この記事には架空の内容が多く含まれています※

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Posted by ずぅ