爆発するカエルの卵

2023年2月6日

Ronny OverhateによるPixabayからの画像

夏から秋にかけて水辺で大合唱を繰り広げる生物と言えば、カエルである。

アフリカにもやはり彼らは生息しているが、アフリカのカエルは他のカエルと一味違う。

タマゴが、爆発するのである。

偽卵爆弾

PexelsによるPixabayからの画像

今回の主役はアンゴラ南部に生息域を持つアンゴラヒキガエルである。成体の大きさは約120mm、体重は約500gで他のカエルとあまり大差がない。卵も同じくタピオカのような見た目をしているが、一つだけ違う所が存在するとすれば、卵が爆発することである。それは雨があまり降らず外敵も多いという厳しい環境に対抗するために手に入れた武器である。

AndreasによるPixabayからの画像

アンゴラヒキガエルの卵にはいくつか偽卵が含まれている。それは他の卵と形もそっくりで一軒見分けがつきにくいが、よく見ればただの黒い点で中身のオタマジャクシがいない事が分かる。この偽卵はタマゴを襲いに外敵が近づいてくると、水の振動の揺れでその接近を感じ取り、一定以上、偽卵が揺れると爆発する時限式である。偽卵の中には強烈な臭いを発する成分が詰まっており、それらが一気に水中に放出されることによって外敵を驚かし、卵を守るのである。

この匂いの正体はなんなのか。それは硫化水素やアンモニアなどの化学成分で、腐った卵のような酷い匂いがする。服に着くと1か月は匂いが取れないというからその強烈さがうかがえる。そしてこの偽卵をもしも魚などの外敵が食べてしまったらもう大変である。体内で偽卵が爆発して身体中臭くなり、自身の匂いで気絶してしまうのである。

👀 Mabel Amber, who will one dayによるPixabayからの画像

偽卵爆弾は、非常に強力な武器である。

専門者の見解

アンゴラヒキガルの進化についてアフリカ在住のアトラ博士は次のように語る。

子孫を残すことが野生生物にとって最も重要なタスクと言えますが、そのために卵を爆発させると言うのは聞いたことがありません。これは非常にエキサイティングな方法ですが、一体どのように卵と偽卵を産み分けているのか、またどのように偽卵を体内で作り出しているのかは明らかになっていません。

嫌いな上司がいたら、臭い卵を投げつけてみると良いかもしれませんね。

アトラ博士

偽卵はカエルの発明品である。

※この記事には架空の内容が多く含まれています※