【驚き】ラクダのコブを増やすことに成功
砂漠などの乾燥地帯で暮らしているラクダ。人を運んだり荷物を運んだりと大活躍である。
特徴的なのは背中のコブだ。現存するラクダは1つのコブを持つヒトコブラクダと、2つのコブを持つフタコブラクダであるとされている。
しかしなんと今回、3つのコブをもつラクダが実験によって生み出された。
コブの役割
そもそもコブはどんな役割を持つのだろうか。もちろんただ出っ張っているわけでは無い。
コブには断熱効果と貯水効果が存在する。
コブには皮下脂肪が集まっていて日射による体温上昇を防ぎながら、コブ以外の体表からの放熱を促す。また、コブの中にはバルーン状の構造と無数の細胞があり、大量の水分を貯蓄することを可能としている。
コブは乾燥地帯を生き抜いてきた彼らの進化のかたちである。
コブが増えた!?
ラクダのコブを増やすことに成功したのは、エジプトにあるカイロ大学のラクダ生態学者アーミル博士の率いる研究チームである。
研究チームはラクダの遺伝子を調べ、苦労の末にコブの生成を誘導する遺伝子「BEGAP09C」を発見した。この遺伝子がコブの中のバルーン構造を作り出し、細胞の分化を促す。
そこでアミール博士は「BEGAP09C」遺伝子の発現の増加を試みた。するとラクダの仙骨部(背中の後方)より、3つ目のコブが出現したのである。このラクダは”ヘンディー君”と名付けられ現在もすくすくと育っている。
人間が干からびなくなる
アミール博士はこの発見について次のように語る。
「BEGAP09C」の発見は人間にも大いに役立つ事になります。この遺伝子の研究がより進めば、いずれは人間はラクダのように暑さに負けない身体を手に入れることが出来るでしょう
ラクダによって人間が干からびなくなる。そんな未来が来るかもしれない。
※この記事はほとんど架空のものです※